第1卦 · ䷀
偉大な創造の力は、正しさを守る者に繁栄と実りをもたらす。
卦義の要点
偉大な創造の力は、正しさを守る者に繁栄と実りをもたらす。
大象の要点
天の運行は強く、ひとときも止まらない。君子はこれに学び、絶えず自らを鍛え続ける。
爻辞の要点
龍はまだ深く潜み、力を蓄えている。今は行動の時ではない。 龍は田に姿を現し、その徳が世に知られ始める。すぐれた人物に会うのによい時である。 君子は昼も夜も油断せず、自らを磨き続ける。危うさはあっても咎はない。 龍は深淵から跳び上がろうとしている。時機を見きわめて進めば災いはない。 龍は天に飛翔し、その力を十全に発揮する。大きな働きをなす時である。 龍が高く昇...
元亨利貞。
偉大な創造の力は、正しさを守る者に繁栄と実りをもたらす。
大いなるかな乾元。万物はここに始まり、もって天を統ぶ。雲行き雨施して、乾道は変化し、各々その性命を正す。
彖伝は、乾が天の根源的な創造力を表すと説く。その徳は宇宙の秩序と調和し、万物を力強く生み育てる。
天行は健なり。君子は自彊して息まず。
天の運行は強く、ひとときも止まらない。君子はこれに学び、絶えず自らを鍛え続ける。
「元」は善の長なり。「亨」は嘉の会なり。「利」は義の和なり。「貞」は事の幹なり。君子は仁を体して人を長ずるに足り、嘉を会……
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潜龍、用うるなかれ。
龍はまだ深く潜み、力を蓄えている。今は行動の時ではない。
小象
「潜龍、用うるなかれ」とは、陽下に在るなり。
潜龍は、陽の気がまだ下に潜んでいる姿であり、力を秘めた時期を示す。
見龍田に在り。大人を見るに利あり。
龍は田に姿を現し、その徳が世に知られ始める。すぐれた人物に会うのによい時である。
小象
「見龍田に在り」とは、徳施し普しとなり。
田に現れた龍は、徳が広く施され始めたことを示す。
君子終日乾乾し、夕べに惕若たり。厲うけれども咎なし。
君子は昼も夜も油断せず、自らを磨き続ける。危うさはあっても咎はない。
小象
「終日乾乾」とは、反復して道を行うなり。
終日たゆまず努めることは、正道を繰り返し実践する姿である。
或いは淵に躍る。咎なし。
龍は深淵から跳び上がろうとしている。時機を見きわめて進めば災いはない。
小象
「或いは淵に躍る」とは、進みて咎なきなり。
淵から躍る龍は、進んでも咎のない時機を得たことを表す。
飛龍天に在り。大人を見るに利あり。
龍は天に飛翔し、その力を十全に発揮する。大きな働きをなす時である。
小象
「飛龍天に在り」とは、大人造るなり。
天を飛ぶ龍は、大人が大業をなす姿を表している。
亢龍悔あり。
龍が高く昇り過ぎれば、やがて悔いを招く。満ちすぎたものは長く続かない。
小象
「亢龍悔あり」とは、盈ちて久しからざるなり。
高ぶった龍は、行き過ぎた満ちが長続きしないことを戒める。
第1卦 天は何を表しますか?
偉大な創造の力は、正しさを守る者に繁栄と実りをもたらす。
このページでは何から読むのがよいですか?
まず卦辞と大象で全体像をつかみ、その後に爻辞を順に読むのがおすすめです。龍はまだ深く潜み、力を蓄えている。今は行動の時ではない。 龍は田に姿を現し、その徳が世に知られ始める。すぐれた人物に会うのによい時である。 君子は昼も夜も油断せず、自らを磨き続ける。危うさはあっても咎はない。 龍は深淵から跳び上がろうとしている。時機を見きわめて進めば災いはない。 龍は天に飛翔し、その力を十全に発揮する。大きな働きをなす時である。 龍が高く昇...
現代の悩みにどう応用できますか?
彖伝は、乾が天の根源的な創造力を表すと説く。その徳は宇宙の秩序と調和し、万物を力強く生み育てる。
原典:『周易』本文、彖伝、象伝、文言を基礎に構成。
注釈方針:公開訳注と学習資料を参照し、AI は補助的な学習支援としてのみ利用。
